便利なUSBメモリの落とし穴

2012年3月26日

企画委員 上島 茂明

現在のUSBメモリは非常に安価で大容量となっていますので、お客様とのデータ受け渡しや、プレゼンテーションデータの保存、PCのデータバックアップ等々いろいろな用途・場面で活用されています。

しかし、その便利さゆえに幾つかの問題点(落とし穴)が存在します。

その一つが小さくて持ち運びが便利であるがゆえに起こる、盗難や紛失です。

盗難や紛失時の対策には、PCでの暗号化ソフトによる、USBメモリへの書き込み時の暗号化や、各社より販売されている自動暗号化USBメモリの活用など、データそのものを読めなくしてしまう暗号化によるデータ流出防止策が有効です。

このようなシステムの導入が無理であれば、最低限使用するファイルにパスワードを掛ける等の自衛手段が必要です。

二つ目は、Windows OSのオートラン機能を悪用した、マルウェアの感染事故です。

USBメモリ等の外部メディアを媒体として感染の拡大を行なうマルウェアの感染事故も多発しており、PC本体のウィルス対策は当たり前として、ウイルス対策ソフト入りのUSBメモリも各社から販売されています。

対策としては、ウイルス対策ソフト入りのUSBメモリの利用の他、運用である程度のカバーを行うことも必要でしょう。

例えばUSBメモリを含めた外部メディアへのアクセスは、エクスプローラを起動後、エクスプローラバーのフォルダに表示されているドライブをクリックして行ない、外部メディアの挿入時に起動する「自動再生」画面からの操作を行なわない様にする等です。

三つ目は、原理上書き換え回数に制限が有り、寿命があることです。

いずれにしても非常に有効なツールですので、危険性・欠点等を認識した上で、上手に付き合っていきたいものです。

以上

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