『中部IT経営力大賞2020』の各賞受賞者の決定及び
表彰式『IT経営カンファレンス2020in名古屋』の開催について
中部IT経営力大賞実行委員会では、「中部IT経営力大賞2020」の各賞受賞者を決定しました。
これは、2011年度まで中部経済産業局主催で実施された「中部IT経営力大賞」をそのまま民間NPOが引き継ぎ、中部地域において優れたIT経営を実践し他の参考となるような中小企業等の取り組みを表彰するものです。
表彰式は、3月4日(水)に開催する「IT経営カンファレンス2020in名古屋」において実施します。
1.特定非営利活動法人ITC中部(理事長 秋山 剛)は、特定非営利活動法人ITコーディネータ協会、特定非営利活動法人ITコーディネータ富山、特定非営利活動法人石川県情報化支援協会、特定非営利活動法人ITC三重、岐阜ITCの会と共同で中部IT経営力大賞実行委員会を組織しました。
2.受賞者の選定にあたっては、中部IT経営力大賞選考委員会(委員長:岸田賢次名古屋学院大学名誉教授)において書類審査し、応募のあった8件の中から、大賞1件、優秀賞2件、奨励賞1件の計4件を決定しました(別紙1参照)。
3.表彰式は、3月4日(水)にウインクあいち(愛知県産業労働センター)で開催予定の『IT経営カンファレンス2020in名古屋』の場において実施します。なお、「IT経営カンファレンス2020in名古屋」はITコーディネータ協会及びITC中部が主催し、中部経済産業局の後援を得て開催いたします。
4.『IT経営カンファレンス2020in名古屋』では、利用が拡がりつつあるIoT・AIなどIT活用の最新動向等に関する講演をはじめ、「中部IT経営力大賞2020」受賞企業による事例紹介などを行います。
5.今回の栄誉に輝かれた各社のIT経営実践の取り組みを先例として、IT・IoTの活用による経営革新に中部地域の中小企業が積極的に取り組まれることを期待するとともに、『IT経営カンファレンス2020in名古屋』へのたくさんの方々のご出席をお待ちしています。
別紙1
『中部IT経営力大賞2020』受賞者一覧表
1.大賞1件
会社名 |
評価概要 |
株式会社 テルミック 代表取締役 田中 秀範 所在地 愛知県刈谷市 業種 金属製品製造業 |
材料調達から検査まで一貫した生産管理システムを構築し全業務の見える化、ペーパーレス化を実施、データベースや情報分析ツールを徹底活用するなど、高度なITの導入とその活用により見積回答件数の大幅増加や回答時間削減を実現して顧客からの信頼を高め、売上高を大幅に向上する等、総合的に優れた先進的なIT経営を実践し、他の中小企業がIT経営に取り組む際の模範となる事例として高く評価された。 |
2.優秀賞2件
会社名 |
評価概要 |
ミカワリコピー販売株式会社 代表取締役 安形 哲也 所在地 愛知県豊橋市 業種 機械器具等販売業 |
販売管理、見積業務、受注処理、売上・回収管理など販売業専用の基幹業務システムを構築し、業務処理の全てを見える化して共有化を図るとともに、統合型業務アプリケーションやBIツール(情報分析ツール)を導入したことにより、全業務の標準化を達成し働き方を大幅に改革する等、優れたIT経営を実践し、他の中小企業がIT経営に取り組む際の模範となる事例として評価された。 |
東和組立株式会社 代表取締役会長 板津 幹彦 所在地 岐阜県美濃加茂市 業種 自動車部品製造業 |
主要な製造・組立工程の20か所にウェブカメラを設置して工程間の仕掛在庫や製造実績の見守り体制を構築、機械設備の信号活用による生産状況の管理、QRコードを活用した生産実績の把握、動画業務マニュアルによる障がい者の作業支援等、身の丈の合ったIT・IoTの活用で納期遵守率の大幅改善で顧客の信頼を得て赤字解消を果たすとともにダイバーシティ型企業を実現、当該業界の模範となるIT経営実現事例として評価された。 |
3.奨励賞1件
会社名 |
評価概要 |
株式会社 セイリョウライン 代表取締役社長 幣旗 貴行 所在地 愛知県大府市 業種 一般貨物自動車運送業 |
プライベートクラウドを活用した運送業基幹システムを自社開発、配車、運送日報、デジタコデータ管理、請求・会計管理、顧客管理などによって全業務が徹底的に合理化され、顧客カルテにより配送先の地図、荷受け場所、荷姿、受付時間などを共有化して運送品質を大幅に向上、パブリッククラウドを活用した共同配送で空便の有効活用を図るなどにより売上向上、新規顧客の獲得など、他の中小企業がIT経営に取り組む際の参考となる事例として評価された。 |