中部IT経営力大賞2012受賞者企業決定

2012年2月17日

『中部IT経営力大賞2012』の各賞受賞者の決定及び

『IT経営カンファレンス2012in名古屋』の開催について

平成24年2月17

中部IT経営力大賞実行委員会

事務局 特定非営利活動法人ITC中部

 

中部IT経営力大賞実行委員会では、「中部IT経営力大賞2012」の各賞受賞者を決定しました。これは、昨年度まで中部経済産業局主催で実施された「中部IT経営力大賞」をそのまま民間が引き継ぎ、中部地域において優れたIT経営を実践し他の参考となるような中小企業等の取り組みを表彰するものです。

表彰式は、2月29日(水)に開催する「IT経営カンファレンス2012in名古屋」において実施します。

1. 特定非営利活動法人ITC中部(理事長 矢口隆明)は、特定非営利活動法人ITコ   ーディネータ協会、特定非営利活動法人ITコーディネータ富山、特定非営利活動法人石川県情報化支援協会、ITコーディネータ岐阜、三重ITコーディネータの会と共同で中部IT経営力大賞実行委員会を組織しました。

2. 受賞者の選定にあたっては、中部IT経営力大賞選考委員会(委員長:岸田賢次名古

屋学院大学大学院教授(経営政策専攻))において書類審査し、応募のあった19件の中から、大賞1件ほか各賞計6件を決定しました(別紙1参照)。

3.表彰式は、2月29日(水)にウインクあいち(愛知県産業労働センター)で開催予

定の『IT経営カンファレンス2012in名古屋』(別添ちらし参照)の場において実施します。

4.『IT経営カンファレンス2012in名古屋』では、利用が拡がりつつあるクラウド

  コンピューティングの最新動向に関する講演をはじめ、

  「中部IT経営力大賞2012」受賞企業による事例紹介などを行います。

5.今回の栄誉に輝かれた各社のIT経営実践の取り組みを先例として、ITの利活用に

よる経営革新に中部地域の中小企業が積極的に取り組まれることを期待するとともに、『IT経営カンファレンス2012in名古屋』へのたくさんの方々のご出席をお待ちしています。

<本資料のお問い合わせ先>--------------------------------------------------------------------------------

中部IT経営力大賞実行委員会事務局(特定非営利活動法人ITC中部)

担当:水口和美  電話:052-883-1200   FAX 052-883-1203 Email miz@aruinc.jp

 

 

『中部IT経営力大賞2012』受賞者一覧表

 

1.大賞1件

会社名

評価概要

大津鉄工株式会社

 

代表取締役社長 大津尚彦

所在地 愛知県弥富市

業種  製造業(建築部材)

 

耐震基礎工事「Dスルー工法」を核にした協同事業体「LLP-Dスルー協議会」を作り、顧客と同業社および基礎工事を担当する工事施工業者までをプライベートクラウド「Dスルーランド」上に集結、ITシステムを活用して企業間連携体を構築するとともに、大手顧客の建築プロジェクト担当者と同業社担当者および工事施工業者の担当者をBtoBtoP(ビジネス・ビジネス・パーソナル)とした新しいビジネスモデルよって新規受注拡大を実現する等、総合的に優れたIT経営を実践し、他の中小企業がIT経営に取り組む際の模範となる事例として評価された。

 

2.優秀賞2件

会社名

評価概要

株式会社 華王殿

 

代表取締役 大海冨生

所在地 三重県松阪市

業種  結婚式場業

経営課題を解決するために各々のIT要素の役割と目的(ホームページは集客、業務システムはスピーディな対応、電子カタログは効果的なアイテム紹介、アポイント表は顧客対応など)を明確にし、「顧客サービスを向上して会社の利益向上につなげる」ことがシステム導入の目的であるということを徹底、社員一人一人が「何をすればお客様に喜んでもらえるか」を考えて行動する等、優れたIT経営を実践し、他の中小企業がIT経営に取り組む際の模範となる事例として評価された。

株式会社 富士金属

 

代表取締役 高橋鉄重

所在地 愛知県大治町

業種  製造業

(アルミダイキャスト製品)

IT化を現場の工程進捗の見える化に絞り込み、現場の管理表を紙から電子データ化、顧客からの納期・数量の変更がリアルタイムに各工程担当者が見えるように大型画面による管理板を作成し、変更による各工程の個々の作業をどう変更させるかまでを管理表で分かるようにして

顧客要求に応えることができる仕組みを構築する等、優れたIT経営を実践し、他の中小企業がIT経営に取り組む際の模範となる事例として評価された。

3.奨励賞3件

会社名

評価概要

三共鋼業株式会社

 

代表取締役社長 川瀬英樹

所在地 愛知県名古屋市

業種  製造業

(輸送用機械器具)

 

社内製造工程と外注先を含めて「eかんばん」を導入、在庫、工程の見える化を実現するとともに、3日から4日のリードタイムを0.5日に短縮することで在庫を大幅に削減するなど、現場の運用を主眼に置いて改良を重ねた工程管理システムを構築する等、優れたIT経営を実践し、他の中小企業がIT経営に取り組む際の参考となる事例として評価された。

株式会社ネイチャーズウェイ

 

代表取締役 萩原秀樹

所在地 愛知県名古屋市

業種  製造業(自然化粧品)

 

新基幹システムの導入に合わせて物流改革を行い、受注日出荷または明日出荷によって早く顧客に商品を届ける仕組みが完成、また、従来個別に稼働していた一般消費者向けのネットショップを統合して受注情報を一本化、受注・発注・生産・出荷の企業内SCMを完成させる等、優れたIT経営を実践し、他の中小企業がIT経営に取り組む際の参考となる事例として評価された。

株式会社インディオ富山

 

代表取締役 岩崎孝

所在地 富山県富山市

業種  自動車販売業

SaaS/ASP方式の基幹システムを導入し、引合・受注・調達・出荷の各業務情報をリアルタイムに更新、どの拠点・どの場所でもその情報を登録・参照できるようにして社内情報共有化を図る等、優れたIT経営を実践し、他の中小企業がIT経営に取り組む際の参考となる事例として評価された。

 

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