<大分交流会開催>
3月21日(土)にITC中部と大分IT経営推進センター様による合同勉強会が大分市のコンパルホールで開催されました。
まず、ITC中部の吉田広報委員長から委員会活動や総会・講演会、機関誌そして中部経営力大賞や情報化セミナー2015&IT経営カンファレンスIN名古屋などの活動報告がありました。
続きまして、秋山専務理事から「中小企業の産産連携による見守りロボットの開発」と題し、見守りロボットの基本仕様や産産連携の枠組みを新世代ロボット研究会を中心に説明が行われ、介護ロボットのニーズや市場性、課題などをニュース放映も交えてわかりやすく報告が行われました。
また、大分IT経営推進センターの藤平様から「データ構造の可視化とテーブル化」について、阿部様から「中小企業IT経営人材の実践的育成法」について、すばらしい活動報告があり質問や多くの意見交換を行うことができました。
最後に梶屋副理事様から大分IT推進センターは大分の金融機関と大分県内のITコーディネータや経営の専門家が連携して平成20年10月に設立されたNPO法人であり、地域に根ざした事業方針のもと幅広い分野で活動されている旨の説明がありました。
勉強会終了後、別会場にて懇親会がありご当地の美味しいお酒や肴を賞味しながら大分の皆さんと懇親を深めることができ、大変有意義な大分交流会を開催することができました。
写真大分交流会講義 写真大分交流会記念撮影
写真大分交流会懇親会
<ファブラボ大分訪問>
3月21日に大分市にあるファブラボ大分へ訪問し、豊住様とスティーブン様から今話題の3Dプリンターのデジタルものづくりについて実演を交えて活動内容を説明いただきました。
ファブラボ大分は、大分県の委託を受けて公益財団法人ハイパーネットワーク社会研究所が運営しています。この研究所は、ハイパーネットワーク社会(ディジタル及びソーシャル技術により高度に統合された情報通信基盤での高度な情報ネットワーク社会)の実現、推進に関する事業を行い、大分県に本部を東京に事務所を置いています。
3Dプリンター(樹脂用、石膏用)、ミリングマシン、レーザー加工機、カッティングマシンを利活用し自分たちでほしいものを作る世界的な運動、「FabLab」を育てるコミュニティの場として、活動をされています。また、地域コミュニティの活動を重視し、関心をもつ地域や自治体、企業、産業界など多様な方々との連携も展開したいとのことでした。
<杉乃井地熱発電所視察>
事前にITC中部として視察の申し込みを行い3月22日に杉乃井地熱発電所様へ訪問しました。
当日は塚崎所長様から発電所の概要や仕組みなどの講義を受け、発電所内の様々な設備を見学することができ貴重な体験になりました。
日本の地熱発電所発祥の地である別府市で昭和26年日本工業技術庁が30KWの地熱発電試験に成功し、その跡地で昭和55年杉乃井ホテル様が日本ホテル業界では初の本格的な地熱発電所として運転を開始しました。現在は1,900KWの設備容量により冷暖房、温水プール、イルミネーションなど、ホテルの約46%の電力をまかなっています。
地熱発電は火力発電が石油などを用いて作る蒸気の代わりに、地下深層部のマグマで熱せられ取り出した蒸気で発電するもので、燃料を全く使わず二酸化炭素を発生しないクリーンな再生可能なエネルギーです。
写真地熱発電所講義 写真地熱発電所設備
写真地熱発電所設備2 写真地熱発電所記念撮影