『中部IT経営力大賞2018』の各賞受賞者の決定及び
表彰式『IT経営カンファレンス2018in名古屋』の開催について
中部IT経営力大賞実行委員会では、「中部IT経営力大賞2018」の各賞受賞者を決定しました。
これは、2011年度まで中部経済産業局主催で実施された「中部IT経営力大賞」をそのまま民間NPOが引き継ぎ、中部地域において優れたIT経営を実践し他の参考となるような中小企業等の取り組みを表彰するものです。
表彰式は、2月28日(水)に開催する「IT経営カンファレンス2018in名古屋」において実施します。
1.特定非営利活動法人ITC中部(理事長 磯部 秀敏)は、特定非営利活動法人ITコーディネータ協会、特定非営利活動法人ITコーディネータ富山、特定非営利活動法人石川県情報化支援協会、特定非営利活動法人ITC三重、ITコーディネータ岐阜と共同で中部IT経営力大賞実行委員会を組織しました。
2.受賞者の選定にあたっては、中部IT経営力大賞選考委員会(委員長:岸田賢次名古屋学院大学大学院特任教授)において書類審査し、応募のあった7件の中から、大賞1件、優秀賞1件、奨励賞2件の計4件を決定しました(別紙1参照)。
3.表彰式は、2月28日(水)にウインクあいち(愛知県産業労働センター)で開催予定の『IT経営カンファレンス2018in名古屋』の場において実施します。なお、「IT経営カンファレンス2018in名古屋」は中部経済産業局、ITコーディネータ協会及びITC中部の主催です。
4.『IT経営カンファレンス2018in名古屋』では、利用が拡がりつつあるIoT・AIなどIT活用の最新動向等に関する講演をはじめ、「中部IT経営力大賞2018」受賞企業による事例紹介などを行います。
5.今回の栄誉に輝かれた各社のIT経営実践の取り組みを先例として、ITの利活用による経営革新に中部地域の中小企業が積極的に取り組まれることを期待するとともに、『IT経営カンファレンス2018in名古屋』へのたくさんの方々のご出席をお待ちしています。
別紙1
『中部IT経営力大賞2018』受賞者一覧表
1.大賞1件
会社名 |
評価概要 |
久野金属工業株式会社 代表取締役 久野 忠博 所在地 愛知県名古屋市 業種 自動車部品製造業 |
受注、製造、在庫など基幹業務を管理する生産管理システム、生産計画を最適化するスケジュールシミュレーション・システム、作業改善用分析アプリ「TPSカメラ」など、高度なIT・IoTの導入により新規取引先を獲得し売上高・経常利益を向上する等、総合的に優れた先進的なIT経営を実践し、他の中小企業がIT経営に取り組む際の模範となる事例として高く評価された。 |
2.優秀賞1件
会社名 |
評価概要 |
豊実精工株式会社 代表取締役社長 今泉 由紀雄 所在地 岐阜県加茂郡富加町 業種 機械・金属加工業 |
受注入力、作業指示、実績収集など工場の業務プロセスを管理する個別生産管理システムを5つの工場に導入し、生産情報を全社共有化すると共に会計システムと連携し経営指標を見える化したことにより、売上増大、リードタイム短縮、業務処理効率向上を達成する等、優れたIT経営を実践し、他の中小企業がIT経営に取り組む際の模範となる事例として評価された。 |
3.奨励賞2件
会社名 |
評価概要 |
株式会社サンエー精機 代表取締役 山本 利也 所在地 石川県かほく市 業種 機械器具部品製造業 |
生産管理システムの導入と共に全社員参加による現場改善活動を推進し、業務プロセス改善や組織変革を行った。これにより生産進捗の見える化や原価管理が進み、変動費の削減、業務効率改善によって経常利益率が向上するなど、他の中小企業がIT経営に取り組む際の参考となる事例として評価された。 |
株式会社 山口技研 代表取締役社長 山口 剛史 所在地 富山県下新川郡入善町 業種 金属加工製造業 |
自社の業務に適した生産管理ソフトウェアの導入とタブレット端末、バーコード入力等の活用で工程進捗の見える化、作業効率の改善が進み、顧客満足度を高めることができた。これによって、新規顧客の拡大やリードタイム短縮などの効果につながり、中小企業がIT経営に取り組む際の参考となる事例として評価された。 |